ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
2023/08/06
最高のゲームだった。何回か泣いた。
本作は、ICOを超えて人生で一番好きなゲームとなったブレスオブザワイルドの後継ということもあり、かなり気合を入れて臨んだ。有給をとり、プレイ環境を整えて、ネタバレを踏まないようにしながらハイラルの空へと飛び立った。
そこから3ヶ月、ティアキン以外のゲームを起動せずにずっとプレイしていたが、とにかく最高の体験だったとしか言えない。
素晴らしい要素はいくつもある。
音楽は、かなり、相当に良かった。最初に戦うだろうボスのBGMはそもそも完成度が高く、インタラクティブ音楽も深淵に近づくにつれ楽器隊が増えていき、緊張を掻き立てる作りとなっていた。
クラフトも自分は好き。人によっては煩わしいのだろうが、別に使わなくてもいいし、使いたければ試せる。このあたりはエルデンリングの戦技みたいなものだと思っている。
景色も美しかった。空と地上の間にいて朝焼けが来た際は、おおよそスクリーンショットを撮っている。ブレスオブザワイルドで一度冒険した大地だから新鮮さはどうなることだろうと思っていたが、世界はしっかり変わっており、むしろそのどんな変化があったのかを見つけるために大地を駈けていた。
しかし、やはりストーリーが良かった。こんなに重厚で、かつ魅力的なストーリーだったことって歴代作であっただろうか。
姫様がたんなる助ける対象としての象徴ではなく、主体として存在していた。この姫様が一番好き。また、他のキャラクターも、ブレワイとティアキンの間に起きたこと、それに至る際の葛藤と開放感などがそれぞれで紡がれており、嫌いなキャラクターがいない。かれ/かのじょらは、災厄後もしっかりと人生を生き、交差する。
地上から離れるにつれ、時間の単位は大きくなる。有限な者たちが空を見るときに抱く期待と諦念が、このゲームには表れていた。
いつまでもこういうゲームをプレイしていたいな。
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