『ペルソナ5』やった
2020/01/16
『ペルソナ5』をやった。お達し通り、ネタバレはしない。感想。
おもしろいゲームだった。以前から気になっていたものの、プレイ時間がどうやら長いらしいことから尻込みしていた。年末年始に時間ができ、PS PLUSのフリープレイにあったためプレイ。実際クリア時間は81時間だった。が、展開に飽きることもなく、むしろ先が知りたいと常に思いながら進めていたことを付す。
音楽や映像、ゲームシステムや街の造形など語るべき箇所は多々あろうが、とにかくストーリーラインが良い。高校生の頃の自分だったら、ともするとこうした「青臭い」作品をうがった目で見てしまうかもしれないが、一周して素直に楽しんでみると、なるほど、骨太なテーマに精力的に取り組んでいることがわかる。選択肢を進んでいくために、自分の選択は正しかったのか、本当の正義とは何かみたいなことを説教臭くなく示唆してくれ、プレイヤー自信が考えてしまう構造が良い。本作品には必ずと言っていいほど「JRPGの王道」という謳い文句が付くが、それは反転して王道であるが故の展開の陳腐化を生む。しかし、これは王道を離れずに、むしろケレン味を効かせながら直球に追求してくるところが真摯で楽しい。エンディングのシーンではほろりとくる場面もあり、完成度の高さに目を見張った。
自分は良いゲームのエンディングのシーンでキャラクターを動かすとき、走れるのにわざと歩いてみたり、ショートカットできる箇所もあえて遠回りしてみたりする。それはプレイの感傷に浸ると同時に、ゲームが終わるのが名残惜しくて堪らないからだと思う。この『ペルソナ5』でも同様に、終盤はたっぷりと時間をかけて世界を堪能した。
ゲームエピローグの自由に動けるターンで走らず無駄に歩いて感傷に浸りがち
— khosoda (@Hawking_H) January 14, 2020
若干、人間関係の描写が風潮的にどうだ?と思う箇所もあったが、まあそれは飲み込めるだろう。万人がやって等しく楽しいゲームだと思う。あと主人公の顔がいいですね。黒髪ボサ毛メガネに悪い人間はいない。『ペルソナ5R』もやろうかな。