トップ記事一覧

次に揃える皿はグレー

2020/11/07

最近、NHKのBSプレミアムで「悠久なる器 青磁」というプログラムをやっていた。深くて奥行きのある青を出すために試行錯誤している様子などが放映されていて、結構おもしろかった。それ以来ちょっと器に興味が湧いている。

よく考えてみれば、器について考えたことがない。家庭料理くらいはやるけれど、大体IKEAかニトリで買った真っ白い平皿に盛り付けて終える。最近は不精して、フライパンから直接食ってる。

皿と料理と色の関係についてまとめているものはないか調べてみたら、菅野有希子さんのnoteマガジンがよかった。揃えるべき基本の皿から、人を招いたときの応用例まで網羅されており、器ひとつとっても奥深いなと感じ入った。写真が多く、実際に食卓に並べたときの様子もわかりやすくて良い。

個人的には「白の次は断然グレー皿!”無難”を打破する失敗しない食器4選」という記事が参考になった。グレー確かにまとまって見える。ガパオライスとか乗せたい。似たような話で最近聞いたのは、遺影のフォトフレームの色をグレーにする人が増えているらしい。空間に飾ったときに、主張しすぎず、しかし暗くならない色ということで人気になっているみたい。グレーは調和の色。

そこまで料理をしないのに調理器具を揃えることの是非もあるかもしれない。しかし、ガワを整えることでやる気を得ることもあると思う。スーツを着るとなんとなく背筋が伸びたり、参考書を買うと机に向かう時間が増えたりするのと同じような構造をしている。

khosoda